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カンボジアの友と連帯する会

2008年の支援

Yeay Ort 小学校新校舎建設

 2008年度は、Yeay Ort村の小学校の新校舎建設を支援しました。Yeay Ort村はカンボジア北西にあるBanteay Meanchey州の州都シソポンから国境の町ポイペトまで走る国道5号線の中ほどにある小さな村です。Banteay Meanchey州はタイとの国境にあり、地雷がまだ多く残る地域です。村の人口は1622名、その44%にあたる716人が15歳以下の子どもたちで、この村の人々は、農業や小さな魚を釣ったり、鶏やあひるを飼育して生計を立てています。また、15%くらいの人は国境を越えてタイへ行き、農業や建設プロジェクトで働いているそうです。村人の収入は非常に少なく、村で学校を建てることができない状態でした。

○古い校舎への訪問・先生方との話し合い

 2008年5月スタッフツアーでシソポンを訪れた際、イエズス会サービス・カンボジア(JSC)より「現在優先しているのは『教育』のプロジェクト」であり、かんぼれんの2008年度の支援にYeay Ort村の新校舎建設をしてほしいとの依頼がありました。そのため、われわれスタッフはJSCスタッフと共にYeay Ort村の学校を訪ね、先生たちと話し合いの時間をもちました。それまでの学校は古い木造校舎で、3教室ありましたが、天井や壁に穴があいている状態でした。その上、教室の仕切りの壁が天井まではないため、隣りの授業中の声が雑音になっている状態でした。


2008年5月訪問時古い校舎

教室の入り口

雨漏りのする天井
 
授業風景 
 
先生方JSCスタッフソクエンさん
かんぼれんスタッフとの話し合い
 
見送ってくれた子どもたち
 
 話し合いの席で、先生方は「隣りの教室の雑音で落ち着いて授業ができない」、「雨期には雨漏りで休まなければならない」、「一つの教室で違う学年のための授業を同時に行わなければならない」こと等を新校舎が必要な状況を切々と語られました。そして、新校舎建設に向けて村人自身のできる協力(建設予定地の整備など)についての説明もされました。先生方の教育へ
の熱心さ、新しい学校への夢が私たちにも伝わり、話し合いの上、学校建設を支援することに決めたのでした。

○新校舎完成


新校舎

教室

2/11落成式後初めて
教室に入る子どもたち

○落成式のセレモニー

 新しい学校の落成式が今年のツアーの訪問日に合わせて2月11日に行われました。大変珍しいことだそうですが州知事も迎え、カンボジア式のセレモニーが盛大に行われました。その中で、JSC代表のデニースさんを通し、かんぼれんは州知事より勲章を頂きました。私たちはそのために支援をしているわけではありませんが、活動が認められることはうれしいことです。
 
カンボジア式セレモニーは
僧侶の儀式から始まります

左からかんぼれん代表ボネット神父、校長、州知事、JSC代表Sr.デニースさん、JSCシソポン代表ソクエンさん

村の人々もたくさん
式典に参加しました
 
教室に入った子どもたちと
   
先生、校長先生(右)

 今年のJSCシソポン事務所の報告書には「かんぼれんの皆さんの寛大さによって先生たちの長年の夢が実現されました。新しい校舎は子どもたちの喜びでもあります。これまで先生たちにとって無理であった授業ができるようになり、子どもたちはもっと良い環境で勉強ができるようになりました。ありがとうございます」と書いてありました。

○JSC・かんぼれんの目指す教育

 学校が完成し、村人たちや子どもたちに喜んでいただけましたが、かんぼれんが目指す教育は学校を建設したら終わりではありません。これからも、イエズス会サービス(JSC)が行っている『先生たちのための研修会』、『勉強が遅れている子どもたちのための補助授業の手当て』、『移動図書館のための新しい本の印刷』、『最も貧しい家族のこどもたちや障がいのあるこどもたちのための奨学金』などが必要不可欠です。イエズス会サービスカンボジアではYeay Ort村だけでなく、その他の学校のためにもこれらの支援をしています。これらは2〜3年で終わるものではありません。私たちかんぼれんもそれに協力をし続けたいと思います。

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