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カンボジアの友と連帯する会

2011年の支援

 2012年2月にツアーで訪問した時に、かんぼれんのみなさんの協力によって実現した2011年プロジェクトの報告をJSCシソポンスタッフより受け取りました。2011年はシソポンのプロジェクトの中から、農業ローン、学校用具・生徒支援、奨学金、障がい者のための家、学校の屋根の修理に支援をしました。そして、今回から支援を始めたプノンペンの障がいのある子どもの家『慈善の光』からも報告書が届きました。シソポンのスッタフからのメッセージを紹介します。


2012年2月ツアー時、JSCシソポンスタッフと共に
 
 「2003年JSCとかんぼんれんとの間に『友情の橋』が作られました。もっとも貧しい人々、障がい者、苦しみの多い人たちを支援するために、今もなおその橋は確かな基礎の上に立脚しています。この橋を見て、私たちの心は誇りと喜びでいっぱいです。
 この橋は、希望を失っていた人々がひとすじの希望を見出し、人間としての尊厳を取り戻せるように重要な役割を果たしています。この『友情の橋』の当初からの目的は、支援を必要としている人々のために、より良い、正義に適った社会を作り上げていくことでした。
 これまで、9年間、私たちはミッション(使命)とビジョン(夢)を実現するために、共に歩みながら、多くのプロジェクトを実行してきました。そのミッションとビジョンとは、最も貧しい人々の尊厳と福祉、権利を維持するため、またカンボジアの社会において正義に適った関わりを実現するために、忘れられている人々の共同体と共に歩み活動することです。
 私たちの『友』であるかんぼれんがいつも私たちと共に歩んでくださっていることは大きな喜びです。手をつないでいつも歩むことは、喜びも悲しみも分かち合い、経済的な援助と共に支えと励まし、ケアと愛情を与えて下さっているということです。
 かんぼれんは、多くのプロジェクトを支えています。かんぼれんの名はカンボジアの貧しい人々や障がいを背負っている人々の心に刻まれています。その刻印は消えることがありません。 
」 

1.農業ローン 30家族(6グループ)

 農業ローンでは、村人たちの意欲を引き出すため、あえて1%の利息を課し、収穫後は収益の1%を災害用基金として積み立てています。このような支援を通じ、相互扶助の力を高めているそうです。
 ツアーで訪れたある村では5家族に100ドルずつ種代として支給されていました。スタッフはまず村人とミーティングを設け、どのような作物を育てていくか計画を立てます。
 また、ソクサン村の学校を訪れた時には、村人たちがお礼を言うために集まってくれました。元兵士で義足をつけた方、生まれたばかりの赤ん坊を連れた母親、お年寄りなど、皆にこやかに誇らしげな表情を浮かべ手を合わせていました。ある村人は農作業の時「義足をつけると切断された太ももに切り傷やあせもなどの湿疹ができてしまう」と話してくれました。今年はさとうきびと大豆を育てているそうです。農業支援は確実に成果をあげ、ほとんどの村人たちがローンを返済しているとのことです。

2.学校用具・生徒支援

 学校の制服、中学生が通学に使う自転車など生徒306名に支援をしました。自転車で何十分もかけて通学する子どもたちが、将来つきたい職業について「医者」や「学校の先生」と語る表情には“学べる”ことへの喜びや希望が溢れています。教育支援のさらなる充実のために、支援の輪を広げることの重要性を強く感じます。

Sangさん(19歳) 学校まで10km
 
Livさん(15歳) 学校まで10km
 
Sreyさん(14歳) 学校まで10km
 
Bisさん(14歳) 学校まで10km

 

3.生徒のための奨学金 

 両親に障がいがある家族の子どもたち向けに米で支給する奨学金制度があります。今回、小中学生43名に支援しました。JSCシソポンのスタッフは奨学金を継続して提供するために、当事者である子どもに対し、定期的に学習の到達度チェックをしています。学習の成果がみられない時は、奨学金の支給を打ち切りることもあるそうです。

 
Vanさん(12歳) 小学生 

Thiさん(13歳) 中学生
 
Chumさん(12歳) 小学生
 
Chhamさん(17歳) 中学生


4.障がい者のための家 9軒

 JSCでは単に家を提供するだけでなく、家族状況を調査し、それぞれの家族の自立に向け、継続的な支援を行っています。家を建てる時にも、家の骨組みや土台の建築を提供し、壁や屋根は家族が負担をするなどそれぞれの家族がでできることをしてもらっています。家族が協力して仕事をし、子どもたちは勉強に励むことができるよう、教育・就労・車椅子・病院への手配等、きめ細やかな支援を行っています。
 Before After 

 
Senさん(54歳)
右膝下を地雷で失う
4人家族
 
 
Doungさん(46歳)
左足を地雷で失う
6人家族
 

5.学校の屋根修理 2件

@ソクサン小学校;
 2000年にJSCシソポンによって建てられた学校です。かんぼれも小学校隣りの学習室建設を支援してきました。現在児童数は230名。キースレン校長(37)は2001年から小学校や移動図書館で働いており、とても優秀で現在は近隣5学校の教師育成の役割も担っています。
 その校長より屋根がスレート製で教室内が暑いため、熱を吸収させるよう天井に板を張ってほしいとの要望がでていました。今回の支援により、小学校の屋根の張り替えと断熱材を入れることで、熱い時期でも涼しく勉強ができる環境を作ることができました。
 
@
 
A

B完成
 
C校長先生と子どもたち


Aソクサン小学校隣りの学習室(ラーニングセンター)の屋根;
 2007年かんぼれんが支援した建物です。貧しい子どもたちの補習授業や図書館のために建設された学習室の屋根の修理も支援しました。学習室は月曜日~金曜日まで開かれており、図書コーナーもクメール語のさまざまな絵本が揃えられていました。
   
 
完成後、子どもたち
 
学習室内の様子

6.障がいのある子どもの家 ≪慈善の光≫

 プノンペンにある施設で、脳性まひ、身体障がい、視覚障がい、聴覚障がいなどの子どもたちが共同生活をしてます。毎年ツアーで訪れると子どもたちがで大歓迎をしてくれます。今年から支援をはじめ、子どもの家からも細やかな報告書が届きました。
「かんぼれんからの支援は子どもたちにとっても、スタッフにとっても大きな励ましとなっています。あなた方の訪問はいつも愛情と慈しみを分かち合うすばらしい時となっています。愛と慈しみをもってこれまでとは違う新しいより良い世界を作れます。神の祝福が豊かにありますように。」



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