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カンボジアの友と連帯する会

2012年の支援

 私たちはSisophonシソポン(カンボジアの北西Banteay Meanchey州)にあるイエズス会サービスカンボジア(JSC)の活動との連帯と協力のために、2003年にかんぼれんを立ち上げてから10年を迎えました。シソポンのスタッフだけでなく、イエズス会サービスカンボジアのすべてのメンバーとの親しみと信頼関係が非常に強くなりました。

JSCカンボジアからの報告書
 
シソポンの支援状況
 2012年にかんぼれんが支援したプロジェクト報告書の中には、感謝のことばが述べられています。
「この連帯と強力の10年間、あなた方の寛大な支援によって何百人もの生徒たちは助かりました。それだけではありません。入院ができ、経済的にも精神的にもケアされた対人地雷の被災者もいます。普通に寝ることのできる家のない家族は、かんぼれんの支援によって今は普通に暮らせる家を持つことができました。障がいのある自転車か三輪車を頂き、また必要だったケアを受けることもできました。Banteay Meanchey州にいる貧困の中にある人々、障がい者、厳しい状況にある家族など、何千もの人々が、かんぼれんのメンバーの思いやりを実感しています。」
 このように感謝されるのは、うれしいことです。しかし、私たちこそ感謝すべきではないかと思っています。現地で驚くべき活動をしているのはJSCスタッフの皆さんです。スタッフは遠い村々まで細くて凸凹の道を、場合によっては泥だらけの道をバイクでまわっています。そして最も貧しい人々や、障がい者、自転車がないため通学できない子どもたち、対人地雷の被災者、車いすがないと全く動けない人などのことを調べているからです。そのスタッフと毎年、かんぼれんが支援できるものは何かを限られた予算から一緒に決めています。
 このように協力の機会が与えられ、小さくとも家と呼べる住まい、自転車に乗って学校に行ける子どもたち、農民支援で収穫したサトウキビや米、新しい学校を見て、私たちは喜びがいっぱいになり、感謝をするばかりです。
(2013年6月ニュースレターより一部抜粋・修正) 

1.自転車 15台


Penさん(13歳) 学校まで3km
 
pheapさん(13歳) 学校まで3km
 
Long Sreyさん(13歳) 学校まで3km
 自転車は1台50ドルです。
今回のツアーで見たものは日本製の中古品でした。中学校までは8〜10kmも離れ、一時間かけて通学する子もいるようです。村には車も増えてきていますが、歩道の整備もされていないため、土ぼこりにまみれる姿もみられました。将来の夢を聞くと、「教師」「医師」「看護師」とはっきりと答える姿が誇らしげでした。
 
 

2.生徒のための奨学金 

1)お米の提供 5名
 12〜18歳の5名の学生にお米が提供されました。いずれも、親が障がいやエイズなどの病気のため、働くことのできない貧しい家庭の子どもたちです。親が働く必要がないようにその家族に現物支給をしています。こどもたちにとっても教育を受けることは将来役立つことになるため、家族にとっても助けになります。

 
yougさん(9歳) 小学生

2)奨学金 15名
 両親またはその親のどちらかに障がいがある家族の子どもたち向けの奨学金制度があります。
今回、小学生11名、中学生4名、計15名に支援しました。JSCのスタッフが読み書きと算数のテストをするなど勉強も教えています。


3.貧しい人や障がい者のための家 11軒

 JSCでは単に家を提供するだけでなく、家族状況を調査し、それぞれの家族の自立に向け、継続的な支援を行っています。家を建てる時にも、家の骨組みや土台の建築を提供し、壁や屋根は家族が負担をするなどそれぞれの家族ができることをしてもらっています。家族が協力して仕事をし、子どもたちは勉強に励むことができるよう、教育・就労・車椅子・病院への手配等、きめ細やかな支援を行っています。
 Before After 

 Chhemさん(43歳)
9人家族
 
 
sekさん(41歳)
火災で家を消失、母子家庭 4人家族
 

4.車いす30件・三輪車 5件

14歳〜90歳までポリオ、脳性マヒ、脳梗塞に伴う半身マヒなど障がいのある方30名に提供をしました。

Phak Saruanさん(41歳)

Raym Sarayさん(37歳)ポリオ
 
Saram Chabcheanさん(18歳)

Reun Heaさん(29歳) ポリオ

5.図書室への本提供

 JSCで作成したブックレットを学校や移動図書館など計18箇所に配布しました。移動図書館は11時頃から12時まで開けて、その場で本を読んだり、貸出しを行っています。300~400冊ほどあり、村の子どもたちにとっては楽しみな時間です。ブックレットの内容は、昔話や物語の他、家庭内暴力の防止や事故予防などに関するものもあります。子どもたちは熱心に読んでいました。

6.小学校へのトイレの設置

 2010年にかんぼれんが支援してできたPrasat村の学校に新しいトイレを作りました。男女1つずつで、奥行き2m、モスグリーン色です。JSC代表のソクエンさんの話では、カンボジア仕様(紙は使わず、水で洗い流す)で、ひしゃくを使います。以前は草むらで用をたしていましたが、地雷が埋まっている上に毒蛇に噛まれる危険がありました。実際に、トイレの裏手には地雷注意を促す赤いドクロマークの看板がありました。学校の外に設置したため、ドアに鍵をかけているそうです。朝鍵を開け、生徒たちで交代で掃除をするなど、大切に使われていました。
   

7.入院患者への支援 4家族

 シソポンの病院は村から遠く、入院患者の付き添いは家族が行います。昨年見学した病院では、日本からの援助もあるせいか、昔の日本の療養所のような雰囲気でした。その庭先で付き添いの家族が炊事や選択をしていました。
 
Chhehngさん(48歳) 

8.障がいのある子どもの家 Light of Melcy 慈善の光

 プノンペンにある施設で、聴覚障がい、視覚障がい、脳性まひ、身体障がい等のある子どもたちや、養育困難な家庭の子どもたちが生活しています(8~18歳までの43名)。子どもたちは公立学校やNPOが運営する障がいに応じた学校に通学しています。
 カンボジアでは障がい児を受け入れる教育体制は不十分で、障がいのある子どもたちは小学校や中学校へ通えない状況にあります。バブル経済に沸く現在でも、その状況に大きな変化はみられないようです。その意味でも、子どもの家は子どもたちにとって重要な存在です。そんな子どもの家の財政状態が厳しいと知り、かんぼれんでは2011年から支援を始めました。少しでも子どもたちの食生活を支えたいと思っています。

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