本文へスキップ

カンボジアの友と連帯する会

2017年の支援

かんぼれんの主たる活動支援先である
イエズス会サービスカンボジア シソポン オフィス(以下JSC)は、昨年から若いヴィチェカさんを中心に活動しています。そこに、以前JSCで働いていたハムソックさんが今年カムバックし、更に充実したスタッフ陣になりました。彼らは、これまで600もの村があるBanteay Meanchey州を限られた人数で駆け回って活動してきましたが、今後は、いくつかの村を選んで、集中的にサポートしていくとのことでした。より効率的な支援活動を展開していくそうです。


 家の支援
 
10年前に比べると、村々の状況も大分改善されてきました。幹線道路は舗装が進み、家も茅葺きからトタン板や木造の家を沢山見かけるようになりました。
 しかし、支援を必要とする人たちは、まだまだ沢山いるのが現状です。自分の畑は持てずに15ドルの小作で暮らす人たち、地雷事故で体が不自由になった人、病気で働けなくなった寡婦、障がいのある人たち。支援した新しい家の隣にある古い家を見ると、これではとても雨露もしのげなかっただろうと思えます。「家の支援」はこれからも必要となるでしょう。

 生活向上のための少額ローン※
 
多くの農家は米作りが主な収入源です。しかし、灌漑インフラは未整備で、乾季には米を作れません。多くの農民が農閑期には、現金収入を得るために国境を越えてタイに出稼ぎに出ています。出稼ぎに行かなくてもすむようにするには、米の収量を上げることが必要です。JSCでは「田植え講習」を開いています。従来の田んぼへの「直まき」ではなく「苗床を作り、田植えをする」ことで米の収量が上がります。そのためには、種を買い、苗床を準備するお金がいります。また農機具を購入したり、灌漑整備するためにも資金が必要です。しかし銀行は融資してくれません。
 そこで、JSCではBossThom村の30の農家に各300ドルの少額ローンを提供しました。融資期間は5年間、彼らは委員会を形成して共同してローン返済を行います。本当に貧しい家への支援は大事ですが、ローンのような生活改善のための支援も大事になってきました。

 教育支援
 
地方の農村では小学校には子どもを通わせますが、体が大きくなって畑で働けるようになると、残念ながら学校をやめさせてしまう家庭が多いのが実態です。子どもたちに尋ねると「先生になりたい」「医者になりたい」「警官になりたい」と多くの答えが返ってきます。学校は続けたいけれども難しい、という子どもたちも多いのです。
かんぼれんでは、文房具や制服の支援、奨学金の支給、お米での支援、あるいは通学用の自転車支給などで、多くの生徒が勉強を続けられるようにサポートしています。
 2年前にイエズス会はシソポンに、高校までの一貫教育を目指すザビエルスクールを開校しました。JSCでは従来の教育支援に加えて、村々から「経済的に進学が難しいけれども勉強を続けたい、と希望する成績優秀な生徒」をこのザビエルスクールに学ばせる奨学制度をスタートしました。今は5人が寮に住んでザビエルスクールの中学校に通っています。かんぼれんによる教育支援がさらに高い教育までつながるルートができました。

1.開発部門

○障がい者、貧しい人のための家     4軒
〇牛銀行                3家族
〇障がい者 貧しい家族への少額ローン  5家族
〇Boss Thom村の農家への新規ローン  11家族


障がい者のための家 
支援前 支援後
 
地雷事故に4回あった男性は、自分の畑はなく、小作で生計を立てています。タイ国境に接する地域では、野生の象や虎が出るそうです。しっかりした新居になり、安心して暮らせるようになりました。


貧しい人のための家

男性(42歳)
 

奥さん、子ども6人(息子5人、娘1人)の8人で古くて狭い家(左写真)に暮らしていました。


牛銀行
 
牛を飼育することで、米作だけでなく追加収入を得ることができます。牛銀行では、子牛が生まれると一頭目と三頭目はJSCに返還しますが、二頭目と四頭目以降は自分たちの所有になります。牛の飼育を始めてからタイへの出稼ぎをしなくて良くなったそうです。


貧しい家族への少額ローン

 
毎朝、池から空心菜を収穫して市場で販売していている家族に少額ローンを支援しました。今までは、一日2.5ドルでボートを借りていましたが、250ドルの少額ローンで自分のボートを持つことが出来ました。


Boss Thom村の30家族へのローン
 
各家族に300ドルの少額ローンを提供しました。コミュニティーの共同責任で5年間で返済予定です。水路の整備、農機具の購入などに投資して米の収量アップを図ります。利息の一部は村の福祉活動資金になります。詳しくは上記生活向上のための少額ローン※をご覧ください。


2.教育部門

〇通学用自転車提供           50人
〇ラジオ教育プログラム         8プログラム×4回放送

通学用自転車
学校が遠いが、自転車を買えない生徒には、3〜5kmの通学用に中古自転車を提供しました。日本製の中古自転車は1台50ドルです。


ラジオ教育プログラム
   
2017年は8つのテーマについて、1回1時間、再放送が各3回行われました。テーマは「障がい者」「子ども」「女性」「出稼ぎ」「薬物乱用」など、成人に対しての啓蒙を目的としています。写真右はドラッグから立ち直った男性へのインタビュー。毎回視聴者から大きな反響があります。2016年にも支援をしました。2016年「ラジオ教育プログラム」もご覧ください。


3.Light of Mercy 子どもの家

JSCが運営するプノンペンにある障害のある子どもの養護施設には、身体障がい、視覚障がい、聴覚障がいなど様々な子どもたち30人以上が生活しています。今年もカンボジアの伝統舞踊や音楽演奏などで大歓迎してくれました。
 今年のツアーでは、スタッフのシスターが長年対応に苦慮していた盲ろうの女の子(目が見えない、聴こえない、話せない)が初めてココナッツダンスを披露してくれました!ダンスを上手にリードしてくれていたのは聴覚障がいの聴こえない少年です。どうやってダンスを覚えたのでしょう?この少女、毎年みんなと同じ衣装を身に着けていなかったのですが、今年は踊りの衣装着てなんとダンスを披露してくたのです。本当に感動的でした(写真右上)。
 
 
 

shop info事務局

かんぼれん事務局

〒102-0083
東京都千代田区麹町6-5-1
 岐部ホール4階
 イエズス会社会司牧センター
 内 かんぼれん

TEL.03(5215)1844
FAX.03(5215)1845
E-mail office@camboren.org

お問い合わせはE-mailまたは
お電話で