かんぼれん紹介

かんぼれんの成り立ち

かんぼれんは、2003年2月の第3回カンボジア・スタディーツアーの参加者が中心となってツアー帰国後に発足しました。このツアーでは、カンボジア北西部、タイ国境に近いBanteay Meancheyバンテアイミエンチェイ州の州都Sisophonシソポンを初めて訪問しました。

シソポンは、ポルポト内戦時に、カンボジアの中でも特に地雷が多く埋められた地域で、2003年のツアー時には、まだ沢山の地雷が埋まったまま、内戦後何年もたったその時点でも、地雷被害に遭う人々がいる地域でした。また、交通・輸送の便も、陸路に限られ、人々の暮らしぶりは実に貧しいものでした。

この時に、シソポン周辺で住民と共に協力し、支援しているイエズス会サービスカンボジア(以下JSC)シソポン事務所の活動やアフターケアの詳細な記録を見せて頂き、ツアー参加者全員が心を動かされました。そうして、シソポン周辺の人々と彼(女)らと共に歩もうとしている支援者JSCシソポンと連帯するかんぼれんが誕生しました。

Jesuit Service Cambodia (Sisophon)
かんぼれんの支援先のJSCシソポン事務所
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かんぼれんの基本理念(目指すもの)

かんぼれんは、「人間を中心とした」活動を支援し、カンボジアの友と連帯することを目指しています。
現地シソポンで、人々のニーズを最も把握しているJSCシソポン事務所のスタッフと、住民自身が決定する活動を支援します。
そのために、かんぼれんは、長年の内戦や貧困等により、家族や住む家・土地を奪われた人々、地雷や不発弾によって障がいを負うことになった人々やその家族・コミュニティー、今もなお、多くの苦しみと悲しみを背負っている人々と連帯して、次のことを大切にして活動しています。

1. 物質的な支援のみでなく「人間を中心とした」活動を支援し、カンボジアの友と連帯していくこと。

支援する活動は、次の通りです。

  • 障がいがある貧しい人のための家の建設支援
  • 障がい者支援のための車椅子の提供と修理
  • 自立支援のための職業訓練
  • 農村開発
  • 子どもの教育・識字教育
  • 自らクメール文化を大切にする活動などの推進

 

2. 少しでも、会員自らの消費を減らして、その分を支援に当てること。

 

3. 少しでも、自らの時間をかけて カンボジアの友の状況を知るようにすること。

このためにカンボジアへのスタディーツアーを行います。そこで、カンボジアの人々に会い、現地の状況を直接に見聞し、とりわけ、私たちの支援先の具体的な活動を確認するようにしています。

 

詳しくは2022年12月ニュースレター巻頭言へ