スタディーツアー

カンボジアスタディーツアーは、2001年より始まり、2003年の第3回ツアー参加者が中心となり、かんぼれんを立ち上げました。

かんぼれんでは、毎年1回カンボジアツアーを行っています。
首都プノンペンでは、カンボジア国内の障がい者や子どもたちの支援を行っているイエズス会サービスカンボジア(JSC)本部の活動や他のNGOの活動を見学しています。
そして、バンテアイミエンチェイ州シソポンでは、かんぼれんの主な支援先であるJSCシソポン事務所のスタッフと共に、かんぼれんが前年に支援先を訪問しています。
JSCスタッフやプノンペンの子どもの家で子どもたちとの交流もあります。最終日には、世界遺産アンコールワット観光もついています。

2021年、2022年はコロナ禍のためツアーを中止せざるを得ませんでしたが、2023年は2月にスタッフによるツアーを再開いたしました。例年より期間を短かくしたツアーでしたが、コロナ禍も貧困により生活が困難な人々のためにプロジェクトを進めて下さっていたJSCシソポン事務所のスタッフにようやくお会いでき、また支援先も訪問することができました。3年振りのシソポンの状況などについては、6月と12月のニュースレターと9月9日の報告会で詳しくご紹介する予定です。

次回2024年ツアー参加者募集中!!

  • カンボジアの友に会いに行こう!百聞は一見に如かず!
    2024年2月24日(土)~3月2日(土)7泊8日  18万円程度

支援先であるカンボジア北西部シソポン周辺を中心に、2023年に支援する家族や人々、子ども達を訪問します。各プロジェクトの状況を確認し、人々と直接に会い、意見交換しながら交流します。様々な方法で自立を支援し、子どもの教育にも力を注いでいます。また、カンボジアの歴史を経験できる箇所も訪ねます。ご一緒に「カンボジアの友」に会いに行きませんか。英語で通訳するスタッフもいますので、ことばに不安がある方も安心です!
詳しくはこちらをご覧ください。

過去のツアー:2020年ツアー

2020年2月8日~16日に実施しました。 ツアーで訪れた場所をご紹介します。

 

プノンペン カンボジア首都

鳩センター

イエズス会サービスカンボジア(JSC)が設立、運営する障がい者のための職業訓練校。開設当初は、地雷事故により障がいを負った人々の自立のための学校でしたが、現在では、およそ100人の様々な障がい者が寄宿生活をしながら、電気修理・裁縫・自転車やバイク修理・電気製品・携帯電話の修理、農業等の技術を身につけています。
ところが、2019年7月突然政府から立ち退きを求められたそうで、2000年2月の訪問時には、緑豊かな鳩センターの半分は既に整地にされていました。政府は跡地に他の障がい者対応のNPOを集める方針で、鳩センターの車いす部門だけ残り、他の部門は車で15分ほど離れたJSCファームに移動し、組織を再構築するとのことでした。

Light of Mercy Home 子どもの家

JSCが運営する障がいのある子どもたちの施設(→詳しくは2021年報告へ))
身体障がい、視覚障がい、聴覚障がいなど様々な子どもたち30人以上が生活しています。2011年からかんぼれんでも支援をしています。今年も訪問すると、カンボジアの衣装のファッションショーや音楽の演奏、舞踊などで大歓迎してくれました。


日本カトリック信徒宣教者会 浅野さんの活動拠点

日本カトリック信徒宣教者会から派遣されている浅野さんの話を伺いました。浅野さんは、ゴミ捨て場跡で生活する子どもたちやお母さんたちへの支援を15年間も続けられています。学校に行かない子どもたちへの識字教室からスタートし、近年は、働くお母さんたちのために仕事を提案。また、お母さんたちが働く間、子どもたちを預かられるよう保育所も提供しています。今回は、オープンしたばかりの明るくて清潔な建物にお邪魔しました。


Toul Sleng(ツール スレーン)ジェノサイド博物館
Killing Field (キリングフィールド)

ポル・ポト政権時代に300万人以上の人が虐殺されたとい言われています。
Toul Sleng(ツール スレーン)ジェノサイド博物館は彼らが拘束され拷問にかけられた建物です。そして、虐殺・処刑された場所、キリングフィールドにも行きました(写真はキリングフィールドの慰霊塔)。

シソポン 

カンボジア北西部、タイ国境に近いBanteay Meancheyバンテアイミエンチェイ州の州都

 

イエズス会サービス(JSC)シソポン事務所

かんぼれんが支援をしている活動拠点。
2000年2月時点では、5人のスタッフが精力的に村々を回って様々な支援活動を行っています。毎年スタディーツアーでは、前年の支援報告を直接受け取り、シソポン地域の状況を伺い、支援先や各プロジェクトの視察に行きます。そして、次年度の支援についても率直な話し合いをしています。
今回も4日間に亘って昨年の支援先を案内してもらいました。詳しくは活動報告の2019年の支援をご覧ください。

シェムリアップ

カンボジア北西部に位置する、ユネスコの世界遺産アンコールワット寺院をはじめとするアンコール遺跡群で有名な州

THE HALO TRUST : 地雷除去NGO

イギリスのNPO(非政府組織)で、各国、諸団体からの支援で運営されています。25年間にわたりカンボジアの地雷撤去を行っています。地雷除去の状況や除去方法について話を伺いました。


JSCシェムリアップ事務所

アンコールワットの近くにある事務所。周辺はこの数年高級ホテルなどが建ち並び急激に繁栄しましたが、まだ一歩離れると貧しい生活をしている人がたくさんいます。 毎日バイクで遠い村々をまわり、最も貧しい人々や障がい者のニーズを確かめながら、様々な支援活動をコーディネートしている責任者スレイモンさんたちから話を伺いました。


>>ツアー最終日には、駆け足で世界遺産アンコール遺跡も見学しました。

Angkor Wat アンコールワット 

12世紀前半、スールヤヴァルマン2世の時代に建てられたヒンドゥー教の寺院。南北1300m、東西1500mの堀で囲まれた敷地内にあります。

Bayon バイヨン

12世紀末、ジャヤヴァルマン7世の時代に建てられた仏教の寺院。5つの門に囲まれた都城。バイヨン寺院はアンコールトム(大きな町)の中心にあり、穏やかな微笑みをたたえた観世音菩薩の四面塔で有名です。


今後も、カンボジアの友と連帯を続けられるようご支援、ご協力をお願いいたします。